BORG 101ED (77EDⅡ )望遠レンズセットの性能を引き出すには? [機材]

昨年の12月にBORG 101ED 望遠レンズセットを購入以来、その写りの良さに驚いてきました。
同時に同時にBORG80mm鏡筒システムの不安定さと対策に試行錯誤を重ねても来ました。
その結果、画質は改善され安定さも増して来ました。

お陰でBORG 101EDを購入するまで経験のした事が無かったような高解像度の写真を撮ることが出来るようになりました。
でもBORG101EDの性能を100%近く引き出せているのかと言われると、”うーん・・・”と唸るばかりでした。

僕は解像力のテストに目の細かいレースのカーテンを撮るのですが、ライブビューに写っている像よりも遥かに解像力の落ちるものしか撮れていないのです。
シャッター速度を上げることである程度の改善は図れますが、このことは逆に微振動対策の不十分さを物語ってもいます。

こんな時、遊馬製作所から 「BORG しゅう動 ベースリング」が発売されました。
光軸の安定化を図るパーツです。
この効果は驚くもので画質の安定さが大幅に向上しました。
だが、これで完璧かと言うと、まだ不安定さが残っています。
まだ合焦部分のパーツのクリアランスを小さくする必要がありそうです。
そこでブログ友の花助さんんの”とほ・ほ・・ほと@Blog”で書かれていた、ドロチューブの先端に植毛紙を張るというアイデアを頂戴しました。

それでもまだ不十分なのでヘリコイドMにも同様の処置をしました。

その結果、1/50 sec.と言うスローシャッターでもこれまでに無い結果を得ることが出来ました。(^^)V

resize0694.jpg

約7.5mの距離からカーテンを撮りました。
縦 約14cm 横 約18.7cm の範囲が写っています。
画像にはシャープネスはかけていません。

resize0695.jpg

縦 約3、4cm 横 約4、5cmの範囲にトリミング
これまでレースのメッシュがなかなか解像出来ませんでした。
シャッターは手押しで1/50sec.

resize0696.jpg

BORGの合焦部分です。
白いパーツは”ドロチューブホルダー”、青く輝いているのが”BORGしゅう動リング”、それに接続されているのが”ヘリコイドM”です。

resize0697.jpg

ドロチューブを引き出し、レンズ側先端にビニールテープを一周巻きました。
花助さんは植毛紙を3箇所張っておられますが、僕の場合は植毛紙もテフロンテープも手に入らず、仕方なくビニールテープにしました。
接着強度不安の為、一周巻いています。
空気抜きの穴を塞ぐとカメラ側に大きな風圧がかかり、また大きな音が発生しました。
ここは必ず開けておく必要があります。

resize0699.jpg

ヘリコイドMにもビニールテープを一周
ヘリコイドMの問題点というと”撓み”が指摘されていましたが、撓み=弾性変形ではなく、実態はクリアランスが大きいことによるガタツキでした。
これが小さくなる事で光軸が安定し、微振動の抑えられるようです。 

以上がBORG101EDのチューン・アップの全容です。
こんな簡単なことで大幅に性能が引き出せます。
テープはビニールテープを使いましたが、耐久性の為には植毛紙やテフロンテープを使った方が良いでしょう。
テープの厚みはそれぞれ検討してくだい。

遊馬製作所辺りがBORG101ED”77EDⅡ )しゅう動リングと一緒にチューンアップセットとして販売してくれれば助かりますね。
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watewate

非常に参考になりました。 有り難うございました。

植毛紙なら下記のサイトで買えますよ!

http://soho.jcom.to/%E6%A4%8D%E6%AF%9B%E7%B4%99-C-0034/

自分は77EDⅡですが,BORGのサイトにあるような繊細な写真が撮れなくて悩んでいたのですが光が射した気持ちです・・・感謝です。


by watewate (2011-04-30 08:18) 

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