乗鞍岳 [風景]

ゴールデンウィークの5月4日
乗鞍岳に行ってきました。
再び山登りを再開する事にした私は
嬉しくてたまりません。
もっとも気持ちとは裏腹に
体力はついて行かず
完全に息が上がってしまいましたが
最初の山行としては
こんなもの
いくつもの課題が見えてきました。
来秋の剣岳に備えて
モチベーションが
高まるばかりです。

DSC_6480乗鞍岳一ノ瀬園地-s.jpg

登山バスの出る乗鞍高原観光センターへ行く途中、一ノ瀬園地によって
池面に映る
乗鞍岳を見てきました。

シャトルバスは標高2350mの位ヶ原山荘まで登ってくれます。
そこから直ぐに車道から離れ
雪道を登っていくことになります。
直ぐにアイゼンを装着
私のはずっと昔の10本爪タニアイゼン
ピッケルはドメゾンン
メタルシャフト出始めの頃の商品です

DSC_6501乗鞍 穂高遠望_fi-s.jpg

雪の上をしばらく歩くと
穂高岳や霞沢岳、常念、蝶ヶ岳がみえてきます。

DSC_6503乗鞍岳_fi-s.jpg

乗鞍岳に向かう多くの登山者のかなりの人は
山岳スキーをする人達です。
乗鞍岳は山屋にとって
決して魅力ある山とはいえませんが
山岳スキーヤーやボーダーにとって
最高の舞台といえるでしょう。

DSC_6509乗鞍 コロナ観測所_fi-s.jpg

単調な雪上をひたすら登ると
旧コロナ観測所の下

DSC_6516乗鞍 日輪_fi-s.jpg

ここまで晴れていた天候ですが
うす雲が多くなり
日の回りに日輪が
とても幻想的です。

DSC_6520乗鞍 中央アルプス遠望_fi-s.jpg

斜面を登る登山者
背景は中央アルプス木曽駒ケ岳
最近はダブルストックにアイゼンというスタイルで上る人が多いですね
登り易さでストックにするか
転倒した時、滑落防止用にピッケルにするか
悩ましい問題ですが
私の選択はピッケルでした。

DSC_6521乗鞍岳_fi-s.jpg

DSC_6530乗鞍岳_fi-s.jpg

剣が峰(3026m)にむかう多くの登山者と山岳スキーヤー
こんなに多くの登山者をみて
嫌になってしまいました。
最も息がすでに上がっていたのですが・・・
弁当を食べ
景色を見ているうちに
風が強くなり
雲も多くなってきました。

DSC_6539乗鞍岳雪原-s.jpg

雪原を登るスキーヤー

DSC_6546槍穂遠望とルメゾン_fi-s.jpg

槍ヶ岳ー穂高岳遠望とドメゾンのピッケル

DSC_6548乗鞍 槍穂遠望_fi-s.jpg


高校生の時、初めて登った槍ヶ岳が
小さく小さく
見えます。
懐かしくて、嬉しくて
そこらじゅうを歩き回りました。

DSC_6550乗鞍岳遠望_fi-s.jpg

今回の登山はこれでおしまい。
雪を楽しみながらゆっくりと下山しました。

DSC_6554乗鞍エコーライン_fi-s.jpg

近年、高年者の山岳遭難が増えています。
私もその仲間 
高年者なので
遭難事故を起こさないよう
気をつけました。
春の乗鞍岳は雪山として
危険の少ない山なんですが
天候が荒れ
ホワイトアウトになれば
恐ろしい山に変貌します。
どこを歩いても登れる事は
降りる道を見失うことにつながります。
視界のあるあいだに地形とルートを読んでおく事が
特に必要です
非常食の他に
体温を下げてしまった時用の
熱い飲み物が入ったテルモス
体を濡らさない対策
荒れたときは低温で雨がめったに降らない冬山より
低温の雨に打たれ強風に晒される
春山の方が
怖いという自覚
今回の登山で技術的な劣化
よりも
体力の劣化を強く感じましたが
第一歩としては
上々です。
次回の夏山に備えて
体力強化です。
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コメント 2

イタセンパラ

夜啼猫さま こんんちは
 春シーズンの乗鞍 うらやましく拝見しました。雪を求めて沢山の人々が押しかけているのですね?
今の私では到底無理のようです。

会社に勤めていた独身時代、乗鞍ハイウェの工事に携わった記憶が蘇ってきて、懐かしく思い出しました。

高齢者の事故が今年もゴールデンウイークに多発しているとニュースで接しています。
くれぐれも用心の上、楽しまれますように。


by イタセンパラ (2014-05-12 06:53) 

夜啼猫

イタセンパラさん おはようございます
春の乗鞍岳は多くの登山者で賑わっていました。
多いとは思っていたのですが、これほどとは・・・
最も大部分が中高年と高齢者でした。
私は山の怖さは嫌と言うほど体験していますので、今の中高年登山者のように”いけいけ”でないのですが、
それでも遭難の可能性が若者に比べ高いことには変わりなく、
重々気をつけて、楽しむつもりです。
若い頃、乗鞍ハイウェイの工事に携わってこられたのですか
懐かしい若い頃の思い出 大切にしたいですね。
by 夜啼猫 (2014-05-14 06:16) 

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