CanonNewFD500mmF4.5レンズの改造ーセミAF化 [機材]

1981年、いまから35年も前に発売されたCanonNewFD500mmF4.5レンズ。
現在でも最高の素材と言われている蛍石とUDガラスが使ってあって、古い設計であってもデジタル時代の現在でも通用する性能をもっている。
僕がこのレンズの存在を知ったのは、ブログ友”花助さん”の”とほ・ほ・・ほと@Blog”の記事からである。
このレンズはレンズ部分とフィルタ-ボックス~マウント部分に2分割出来、レンズ部分には”光映舎”のカメラマウントアダプターが取り付ける事が出来る。
私はそこにOLYMPUS PL5やNikonD800E.D300sをつけて
この数年野鳥撮影を楽しんできた。
だが、即座にピントを合わせる事が出来ないだけでなく、ピントを合わせる事自体がが辛くなってきた。
そこで、このレンズにNikon TC-16A改造テレコンを使って半AF化を図っても、いい結果は得られなかった。
その原因は何処にあったのか、去年の秋 再度考えた直した結果
自分的には充分納得できる改造レンズが出来たので
その概要をこのブログに載せる事にしました。

お金はないけれど、超望遠で高解像度の野鳥写真が撮りたい人
MFでピントを合わせるのが苦手な人
不器用だけど工作が好きな人
にこの記事が参考になればと思います。

DSC_9194ホオアカ_fitrm..jpg
ホオアカ 遠距離

DSC_9194ホオアカ_fitrm.a.jpg
ホオアカ 上の写真をトリミング

正月に撮ったホオアカの写真

DSC_3119オジロビタキ♀trm..jpg
オジロビタキ 近距離

DSC_3119オジロビタキ♀_ftrm..jpg
上の写真をトリミング

いずれもカメラはNikoD800E ×1.2クロップ

どうでしょうか!
オジロビタキの写真は日陰の早朝の写真でしたが
ピントが迷うことも少なく
使い勝手、解像度とも僕的には充分です。

P1010022.jpg

a、CanonNewFD500mmF4.5改造レンズの全容

P1010026.jpg

b,CanonNewFD500mmF4.5はフィルターボックスの上の部分にある芋ネジを精密ドライバー   (-)で簡単に2分割

P1010036.jpg

c, レンズ側に (1)光映舎のマウントアダプター取り付けリングを装着
  (2)取り付けリングにBORGのM57-M58AD(7407)をねじ込み
  (3)両サイドメスねじ57㎜がきってあるBORG(7459)をねじ込む
   
   *(3)についてはマウントと部分のパーツによっては必要ないこともある。

P1010027.jpg

d, ケンコークローズアップレンズAC4(52mm) 今回の改造の肝である、これによって合成焦点距  離を短くしF値を小さくすることによってAF精度を高める。-
  -57φの延長筒、M57回転リング(7352)、
  57MM延長筒、マウントアダプターをレンズの合成焦点距離と無限遠の位置を考えて組み合わせ
  クローズアップレンズは57mm延長筒の中に押し込んで嵌めているが、最近のborgパーツは
  52mmのネジが切ってあるのでこれを利用した方が良い
  M57回転リングは非常に便利で是非取り付けたい。(縦位置撮影)
  M57延長筒はBORGの部品だけでなく昔の接写リング(57㎜のネジ山)を併用するのが便利
  (長さの種類が揃う)

P1010031.jpg

e、dにNikon TC-16A改造テレコンバーターを装着
  TC16Aの改造 私はネットで調べ、記事のデッドコピーをしていて
  回路の理解は不十分ですので記載しません。
  改造の肝はきっちりとした半田付け
  改造方法にはいろんな方法がありますが、私の見解では明確な差が出る筈がありません。
  問題は不十分な半田付けによる接触不良にあります。
  経時な変化を考えると確実につけられた半田付けがベターではないでしょうか

以上による合成焦点距離は約650㎜になります。
野鳥撮影には十分ではないでしょうか。

 


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