淀川右岸水無瀬河川敷 [野鳥]

一昨年の初冬頃からコミミズクが淀川河川敷に現れたという話は聞いていた。
新聞やテレビでも、野鳥ファンが河川敷にレンズをズラッと並べてコミミズクを撮影している様子を報道していた。
どちらかというと僕は冷たい目でその様を眺めていたのだが、最近コミミズクが現れたフィールドというのが旧水無瀬ゴルフ場ということを知った。
ゴルフ場というのは僕にとって自然破壊の象徴であったのだが、閉鎖されてわずか一年でコミミズクがやって来たという事実に驚いたのである。
平成26年3月にゴルフ場は閉鎖されているのだが、今どうなっているのだろうか!
少なくともこれだけの時間で生態系が蘇ったということは、除草剤などは散布されていなかったこと、芝のための肥料のおかげか、野鼠の餌となるミミズや昆虫が繁殖したこと、芝以外の植物が生育したことを物語っているのではないか。
こうして旧水無瀬ゴルフ場への関心が高まっていたのである。
妻からも日頃、"何故コミミズクを撮りに行かないのか"と偏固扱いされ、"そんなら撮ってきてやるわい"と捨て台詞
"地図を見ると意外に近い、背割提に行くよりもずっと近そうだ。
OH!自転車で行けるやないか"
と、昼食を食べると自転車に"またがり"
行ってきました。
ありゃ!、すごい人の数
気の弱い僕は、人の波に圧倒され、人酔いしながらも
旧ゴルフ場の様子を、そこに集まる肉食系の鳥さん達の様子を
写真に撮ってきました。・

DSC_7050モズ_fi.jpg

旧ゴルフ場は一面草で覆われていました。
わずか2年前、ここがゴルフ場で一面芝に覆われていた事など、想像できません。
ポツンッ!と生えた木に1羽のモズが・・・

DSC_5211ノスリ_fi.jpg

オジロビタキ♀DSC_2386ノスリ_fi.jpg

猛禽類のノスリもやって来ました。
コミミズクとどう棲み分けしているのでしょうか?

DSC_7743トビ.jpg

トビも上空を舞っています。

DSC_5591スズメ_fi.jpg

雑食系の雀が心を和ませてくれます。
荒涼とした荒れ野のここは
肉食系の野鳥たちの狩猟場、戦場と化していました。
と冬枯れの光景にそう思ってしまうのですが、
荒れているようで、実は多くの生き物が生育している
楽園のような場所なんでしょうね。

DSC_5612trm.コミミズク_fi.jpg

DSC_5702コミミズク.jpg

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DSC_5866コミミズク_fi.jpg

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DSC_6853コミミズク_fi.jpg

多くのコミミズクがまさに乱舞していました。

たった2年で蘇った自然
人間が生物たちの生態系を
破壊さえしなければ
生き物たちは逞しく蘇る事を
確信しました。
コミミズクが生息できる状態が何年続くのか分かりませんが
ゴルフ場跡がどう変わっていくのか
見続けていきたいと思います。


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