カンダハール [西南アジア一人旅]

アフガニスタンへはパキスタンのケッタ(クエッタ)から入国
3ヶ月滞在のつもりが8日間の入国ビザしか取れない。
首都のカーブルで延長の申請をするしかない。
ケッタからバスで国境に着きアフガンの地に着いたが、カンダハール行きの
バスが無い。
どうしようかと付近を観察していると、”カンダハール”という声
そこに行って見るとスズキの軽トラの改造車が待っていた。
乗り合いタクシーだ。
狭い車内に乗り込むとブルカを着た女性と家族?が座っていた。

アフガンK5スズキの中で_fi.jpg

敬虔なイスラムの国で女性の写真を撮るのは難しい。
都会の雑踏の中で撮るのはまだ容易だが
地方や村落の中だとトラブルが必ず起こる。
被写体となる女性が怒っている訳ではない。
むしろ他人が居ない場所では
積極的に話しかけてくる、。
でも・・・・人の気配を感じるや否や
豹変し、叫び声をあげたり、泣き出したり
逃げ出したりする。
完全な男社会の因習

アフガンPモスク_fi.jpg

アフガンK1雑踏_fi.jpg

アフガンK9馬車_fi.jpg

アフガンK10馬車_fi.jpg

アフガンQラクダ_fi.jpg

アフガン第2の都カンダハールは多くの人で溢れていた。
無骨で荒々しい人達
女性たちのほとんどがブルカをまとい
男・男・男の世界である。

アフガンK2肉屋_fi.jpg

アフガンK3ヌン屋_fi.jpg

食べ物はというと、カバブー(羊の)とヌン(日本ではナンといってるがパキスタンやアフガニスタンではヌンという発音に聞こえた)
そして甘いシロップをかけた野菜サラダ
そしてブドウやメロン 干しブドウ
どれもがめっぽう美味い

アフガニスタンの商人は商人というより
職人気質の人が多い
駆け引きを嫌うし、値切ると怒り出す人も多い。
しまいには”お前に売る位なら”といって
商品を床に叩き付けたりする。

アフガンK4裏通り_fi.jpg

アフガンO寺小屋_fi.jpg

現在タリバーン支配下の地域では女性の学校教育は否定されているようだが
1978年時点では少女たちは制服を着て少女だけの学校に通い
学校にいけない貧しい家の子達は、写真のような店先ー寺子屋のような場所で
石板をノート代わりにして学んでいた。
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はまちゃん

夢の様なさすらいの旅。こんなに楽しい時を過ごされていたとは!
写真もさる事ながら、旅エッセイも心待ちにして拝見しています(^^)。
by はまちゃん (2016-07-05 17:38) 

夜啼猫

旅に出たのは遥か昔のことです。
日本でも海外一人旅をする人が現れ始めたころです。
あの時代、日本人の心はもっと世界と繋がっていてスピリッチュアルだったのです。
グローバルという言葉とは裏腹に窮屈になってしまった世界
昔を思い出してしまいました。
by 夜啼猫 (2016-07-08 07:55) 

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