鯉の産卵 [魚類]

春から初夏にかけて淀川に注ぎ込む
水路や支流の浅瀬で
鯉の産卵行動が見られます。
己が命=遺伝子を後世に
伝えていこうとする
己が遺伝子に他の遺伝子を加え
伝えていこうとする
生き物たちの
壮絶な祭典です。
鯉たちの圧倒的な迫力の前に
どちらかというと
植物的な私は
圧倒され
ただ口を開けて見つめているだけでした。

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浅瀬のあちらこちら
数匹の鯉たちが
集まって泳いでいる。

近寄って眺めてみると
大きな鯉の周りに
多数の鯉が
群がって泳いでいる

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一匹のメスに、多くの雄が群がっているのだろうか
それとも数匹のメスに、多くの雄が群がっているのだろうか

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鯉の性の営みは
激しく
逞しく
エネルギッシュで
ただ圧倒されるばかりです。

淀川河川敷の野鳥たち [野鳥]

信州から帰って来て
初めての野鳥撮影に行って来ました。
右岸の三島江
左岸の天野川河口周辺です。
久々の地元河川敷の野鳥たち
懐かしくて、どの鳥も輝いて見えました。

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三島江の水溜りにカルガモの親子
天敵のいかにも多そうなこの場所で
生き延びていけるのだろうか?

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木陰でヒヨドリが羽繕い
見ているこちらまで
心が”ほっこり”します。

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高原で囀るより
平地で囀っている方が
僕は好きです。

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もうササゴイが来ています。
本流で漁をしているのは
初めて見ました。

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雛に餌を運んでいるのでしょうか?
シジュウカラです。

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チュウシャクシギDSC_6424.jpg

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今年もチュウシャクシギがやってきました。
右岸(高槻)と左岸(枚方)の間を何回も
往復していました。

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アップし忘れるところでした。
春と言えばヒバリの季節
囀りがノスタルジックで
心に沁みついています。

奈川高原 カラマツの森の野鳥たち -3 [野鳥]

白樺峠で見られる秋の”鷹の渡り”の時期を除いて
奈川高原で野鳥撮影をする人を
見かけることはない。
それ以外のネイチャー系の写真を撮る人も
ゴマダラシジミなどの蝶の写真を撮る人を
ごく稀に見かける程度である。
日本の中の、特別でない場所
大阪の枚方も
そうなんだけど
そんな場所で、普通に見られる自然、生き物
そこに居るのに
忘れ去られているか
居ても居ないことにされる生き物
普通すぎて注目されることのない生き物
そういうものを含めて
地元に普通に”在る”ものを撮るのが
好きである。
さて、春の奈川高原
コサメビタキやアトリといった鳥を
ここでは初めて見ました。
定点で野鳥撮影をする楽しみの一つは
こういった発見にもあります。

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アカゲラ,アオゲラは普通に見られるキツツキなのだけど
今まで、よく留まっていた林は伐採され
撮影場所が掴めなくなった。
このアカゲラは出合頭に出会った。
アオゲラに比べ憶病

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やっと頭に赤毛の雄マークの見えるコゲラが撮れました。

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見かけによらず、早朝にいい声で囀る
昔、奈川高原の高染キャンプ場でテントを張ったときは
この鳥の囀りに起こされた!!

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暗い森のあちらこちらに居て
美しい、とても美しい鳥なんだけど
撮らしてくれない!!
毎年、毎年 この鳥を
綺麗に撮るのが夢なんだけど
撮らしてくれない!!
来年のテーマが、また出来ました。

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あれっ!、こんなところに夏羽のアトリ♂ちゃん
たった一羽で
びっくりです。

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遠くでちょろちょろ動き回る鳥
”なんやろっ”と思ってレンズを覗くとコサメビタキ
初めてです。二か所で見ました。

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ゴジュウカラは樹の天辺で囀るのがとても好き

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この愛らしいヤマガラもヒガラもコガラもGW中
ほとんど見ません
とても寂しいです

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そのかわり、ヒヨドリ、ホオジロ、モズがたくさんいました。
とほほ・ほほ!

奈川高原 カラマツの森の野鳥たち -2 オオルリ [野鳥]

”ききなし”の出来ない僕には
”ききなし”以前の問題として”
キビタキとオオルリの囀りの区別が
いまいち分らない。
あえて言うとキビタキには”いろんな囀り”があって
”これが同じ個体の囀りか!”と思うことが多い。
オオルリはキビタキと違って
どの囀りも同じように聞こえる
”ききなし”の出来る人には
”何言ってんだ、簡単に分かるじゃないか!
言葉に置き換えると、
ほれ、この通り!!”
と言われそうだが・・・
僕には
”なんか分からへんけど、いずれにせよ、どれもいい声~”
と言うしかない。
春の信州で、キビタキやオオルリに会うのは楽しい。
その囀りで目を覚ます。
最高の気分
、が、いざ撮影するとなると
木の上からなかなか下の枝に降りてきてくれない。
近くに寄って来てくれない。
伐採と下草刈りの結果です。
ともあれ、その姿と囀り
心洗われる思いでした。

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奈川高原 カラマツの森の野鳥たち -1  [野鳥]

この数年、GW中の高原ではカラの数が激減した。
コガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、ヤマガラ・・・
当たり前のようにいたアカハラも今年はあまり見ない。
その代わり、ホオジロ、ヒヨドリ、モズといった里の鳥をよく見かける。
高原ではこの数年、別荘の住人の多くが、大きく育ったカラマツなどの木を
伐採し、下草を刈り払うようになった。
日当たりを良くし、湿りがちだった土地を乾燥させようとしているのだ。
そのせいもあって、野鳥の現れる場所も大きく変化し
簡単に撮影できなくなった。
せっかく現れても、なかなか下の枝に降りてきてくれない。
そういう訳もあってGW前半は
なかなか鳥さんの写真が撮れなかったのだけど、
後半になって、やっとキビタキやオオルリが里から上がってきてくれた。
”キビタキやオオルリの声と共に
目を覚ます。”
これはいいのだけれど、
とても嬉しいことだけど
早朝のことで明るくなるとどこかに行ってしまう。
戻ってくるのを”じっと、じっと”待ちました。
今日は、キビタキの写真をアップします。

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信州の春 奈川の森の野草たち [植物]

GWは今年も信州の奈川へ
今年は春が早いということだったが
すべての植物にとって
という事ではなかった。
桜の開花は確かに早かったが、
シダの類や毒草のハシリドコロは成長が遅かった
ショウジョウバカマは数が激減
成長具合は場所により違う
自然というものは
一言でかたずけられる程単純ではなかった。
それでも10日間の間に
草や木は
どんどん成長し
それが楽しい。

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奈川の桜といえば御殿桜
濃いピンク色だが個体によって色の濃さに違いがあって楽しい。

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高原に咲くタンポポは茎が短い
在来種の証なのかな~

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例年、奈川高原の春告げ草として
真っ先に撮っているショウジョウバカマ
今年は、いつもの場所のものが
壊滅状態
森の中を探しまわった。

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森の中の湿地で、密かに咲く
延齢草

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深山延齢草
この花を東芝のデジカメ”名機”アレグレットM70
で撮ったのが
奈川高原の野草を撮り始めたきっかけだったんだよね。
今でも一番好きな春の野草

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この春一番の収穫がこれっ!!
帰って調べると、アミガサダケというそうだ。
アミガサダケ?
じつは以前、キノコ採りをしていた
ある人からキノコを見せられ
これアミガサダケと教えてもらった事があった。
実はそれ去年知ったのだが、、ジゴボウというキノコで
アミガサダケではなかった。
素人の話は恐いですね。

ところでこのアミガサダケ
フランスではモリーユといって
高級食材だそうだ。
知らなかった!!
あたり一面に生えていたので
採って食べれば良かった。
尤も、アルコールと一緒だと
良くないそうなので
酒の肴にならない。
罪なキノコではある。

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DSC_3484シダ.jpg

僕はシダの芽吹きが大好きなのだが
今年は”なかなか”見つからなかった。
植物の生命力
といったものを感じさせてくれる
シダ 
ほんま好きやわ~

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初めて見た時には驚いたものだけれど
今となっては、どこでも生えているありふれた草
でも、拡大してみると面白い

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リュウキンカ

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水芭蕉

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シラネアオイ

春の高原を歩き廻って
春のしるしを見つける。
以前は
一日中探し求めて、
歩き廻ったものだけど
一通り、奈川高原の春の野草を
見つけてしまってからは
歩かなくなって
もっぱら野鳥撮影に
精を出すようになってしまった。
でも今回
アミガサダケを初めて見つけ
やっぱり
歩き廻らなくっちゃー
という気持ちに
デジカメ撮影の原点は
野草撮影だもんな!!

カメラ Nikon D300s
レンズ トキナー魚眼ズーム10-17mm
最近、春の野草はほとんどがこの組み合わせ
春遅い高原の雰囲気を出すために
被写界深度が深い超広角のこのレンズ
使ってます。
本当はD800Eで撮りたいのだけれど
D800用のアングルファインダーが
あれではな~
脱着が簡単に出来ればな~

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