餌付けた野良猫を捕獲した。 [動物]

我が家の狭い庭に、猫が毎日”糞”をするようになった。
3年前の事である。
犯人の姿を見てみたいと、
4年半前に亡くなった、我が家の飼い猫の遺した餌を庭に置いて
調べてみると3~4匹の猫が庭に出入りしていることが分かった。
最初に見つけたのが”おじゃみ”と名づけたお世辞にも可愛いといえない猫
次に黄色っぽい毛をした”黄無地”
そして濃いチョコレート色のとら猫”おこげ”
他にも姿を見せる猫はいたが
毎日通ってきたのは彼らだ。
飼い猫でなく、野良猫か地域猫のようで
僕を見ても”にゃ~”と啼く事はない。
僕の姿を、見ると直ぐに逃げるのだが
”おこげ”だけは餌をやり始めて数ヶ月が経つ頃から
逃げずに”シャ~”と威嚇しながら
寄って来るようになった。
そして、我が家の庭は
”おこげ”のテリトリーになったのか
毎日、朝晩決まった時間に現れるのは”おこげ”だけになった。
餌を容器に入れるとき
相変わらず”シャ~!”と威嚇し
近づき過ぎると、”猫パンチ”を繰り出してくる。
おかげで、数回指を切られ、血を吹きました!!(笑)
この、”おこげ”が2匹の子猫を連れてくるようになったのは
二年半前のことです。
おこげは♂猫ですが
連れて来たのは♀の子猫です。
最初に来たとき、まず自分が餌を食べ
そのまま帰っていきました。
次からは、まず自分が食べ
次に子猫に餌を食べさせていました。
その間は、”おこげ”はガード役で外敵を見張っていたのです。
数日後に連れてくる猫は一匹だけになりました。
自分がまず餌を食べ
食べ終えると、子猫に食べさせる
そのうちに、先に子猫に餌を食べさせ
自分は後から食べるようになったのです。
”完全に育メン猫”やな~
僕は、感心し
子猫に”ことら”と名づけ
二匹に餌を与え続けました。
そのうち、”おこげ”はあまり姿を見せなくなり
”ことら”が一匹で来ることが多くなりました。
もちろん珠に、二匹で訪れてきたり
”ことら”が餌を食べている所に”やって来たり”
・・・
そんなある日、”おこげ”が
やって来て、家の中に上がり
僕の前にずっと座ったのです。
僕には分かりました。
別れの挨拶に来たのだと。
”ことら”のことを頼みにやって来たのだと・・・・
案の定、それ以来
”おこげ”は僕の前から姿を消しました。
そして僕は
”おこげ”の願いを適えるべく
”ことら”の捕獲を考えたのです。
まず、捕まえたときに慣れるまで暮らしてもらう
猫ケージをつくりました。
二年半前のことです。
そして、捕獲を試みたのですが
僕は大きな間違いを犯しました。
”ことら”のスピードとパワーを過小評価していました。
いったん押さえつけ捕まえたものの
逃がしてしまったのです。
もう来ないと思ったのですが
”ことら”には餌場が他所に無い様で
我が家には毎日現れました
でも、警戒心が強くなってしまって
捕獲なんて考えられる状態ではなくなったのです。。
そして月日が経ち
”ことら”も子猫から大人の猫になりました。
黒猫のボーイフレンドも出来たようです。
僕も捕獲のことは、もう諦めかけていました。
でも、
最近、餌場に大きな雄の猫”灰とら”が現れるようになり
”ことら”が怖がるようになったのです。
ボーイフレンドの黒猫も
この灰トラにやられたのかどうかは分らないのですが
胴体に大きなケガをしてしまいました。
その日、”ことら”が食事中
”灰とら”が現れ、
ことらは家の中に上がり込み避難して来ました。
このチャンス、見逃すはずはありません。
僕は入り口を閉め
家の中に閉じ込め
”ことら”をケージに誘導しました、
・・・・
こうして、”ことら”を捕獲したのですが。
”ことら”は慣れてくれません。
脅えた顔で僕を威嚇するばかり・・・
心を開いてくれるまで
何年かかるやら・・・・
捕まえて一週間経ち
やっとノミ、しらみ退治の薬を塗ることが出来ました。
いつワクチン注射に動物病院に連れて行けるやら。
毎晩毎晩
”ことら”は啼きわめき
そして、僕は
猫の糞尿の世話としつけに追われます
睡眠不足になりました。
でも、”おこげ”との男の約束です。
”ことら”はやく
心開いてくれ!!
楽しく家の中を
はしゃぎまわって
くれる日を楽しみに・・・
何年でも、待ってるぜ!!


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