笠井旧型マイクロフォーカサーを使ってノビタキを写す。 [野鳥]

BORG101EDの合焦システムに笠井マイクロフォーカサーを使い出してから、なかなか撮影の機会に恵まれなかった。
その間、同じ合焦システムに古い天体望遠鏡のラック&ピニオン式の合焦装置のテストをしたりしていた事もあって、笠井旧型マイクロフォーカサーの”使いこなし”が出来なかった。
このフォーカサーは非常に使いこなしが難しい構造でBORG101ED望遠レンズセットに装着して完成と言うわけには行かない。
調整が非常にクリティカルで”がたつき”易く、また光軸が狂い易い構造になっている。
前回はしゅう動部分に滑り止めテープを貼り付け、望遠レンズの仰角ヲ変えた時発生する諸問題の解決を図ったが、鮮明な画像は得られなかった。

”これは微振動によるブレというより光軸のズレに起因するものである。”というのが僕の見解で早速スペースゲイトさんに80Φ L50mm延長鏡筒を発注した。
2インチホルダーLを取り去るのが目的である。
本当は50.8→M57/60AD(7425)に直接カメラマウントフォルダーを付けるのがベストなのだが、レンズの無限遠の厳密な位置が分からず今回は2インチホルダーSを併用する事にした。
これにより光軸が以前と同じだけずれたとしてボケの量は減少する筈である。
うまくいけば延長鏡筒(L25mmかL50mm)を買い足す予定である。

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今回のシステム
上に突き出た螺子によって動きの硬さの調整をするのだがライブビューを見ながら螺子を動かすと画面が上下に動き同時に写っている像の鮮明度が大幅に変わる。
思っている以上に光軸のズレに敏感で”ショック”を受けたというのが感想である。
従い今回は画像が良かった調整螺子位置を出来るだけキープして撮影した。

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淀川河川敷のノビタキはセイタカアワダチソウの間を飛び回っていました。

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ほとんどのカメラマンは川側の草原でカメラを構えているのだが堤防の反対側にも多くのノビタキがいます。
空き地の柵の有刺鉄線にも数羽のノビタキが止まっていました。
ライブビューを使って最適ピント位置で撮影です。

ノビタキさん一所懸命に羽繕いをしています。

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ノビタキの”股覗き”
ここは天橋立 ちゃうちゅ~ねん!”

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久し振りにシャープな写真が撮れました。
僕の予想はどうやら当たっていたようです。
今度、大阪市内に出た時に協栄さんで延長鏡筒etcを購入し、笠井フォーカサーの完成度を上げようと思います。
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コメント 2

sad

はじめまして、sadと申します。
笠井マイクロフォーカサーの調整、大変興味深く読ませていただきました。
やはりフォーカサーはカメラに近いほうがよいのですかね?
私は、MMF-1[9857]を使用しているのですが、合焦ノブを上にしたときと、下にしたときでがたつきに差があるように感じています。下にしたほうが良いように感じてます。
笠井マイクロフォーカサーは合焦ノブの位置でがたつきに差が出たりはしませんか?

PS
はじめましてといっておりますが、もしかするとかなり前にお会いしているかもしれません。
淀川の河川敷で春にコムクドリを探しているときにBORG101とオリンパスを使用されている方とお話しました。
私は77EDⅡとペンタックスでAFボーグを担いでいました。
最近は101EDを担いでいますので、見かけましたらよろしくお願いします。
by sad (2009-10-16 23:15) 

夜啼猫

sadさん こんばんは

コメント有難うございます。

>春にコムクドリをさがしているときにBORG101とオリンパスを使用され  てる方とお話しました。

多分私ですね。その時のことはよく覚えています。
ボーグの使用者はまだ少ないので使っておられる人を見つけるととても嬉しいです。(笑)

笠井マイクロフォーカサーは確かにマイクロフォカサーの位置でガタツキに差が出ますね。
僕は摺動面に滑り止めテープを張りました。
このことでがたつき量は減りました。合焦ノブはsadさんのMMF-1とは逆に上にした方が良いようです。
フォカサーはカメラに近い方が絶対に良いので、僕は次に2インチホルダーを取り去る予定にしています。

PS.股お会いする事があるかもしれませんね。その時は宜しくお願いしま   すね。

by 夜啼猫 (2009-10-17 23:48) 

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