クライン・ガルテンという選択 [その他]

バブルの頃、あれほど賑わっていた奈川もバブルがはじけて以来、、年々訪れる人は少なくなっていきました。
さらに拍車をかけたのが平成の大合併です。
奈川村は松本市に吸収合併されてしまいました。
美ヶ原、上高地、乗鞍高原という全国的な観光地を抱える事になった松本市にとって野麦峠と野麦峠スキー場はお荷物そのものだったのですね。
多くの村営の観光関連施設は廃止されたり転売されてしまいました。
春の連休でも多くの観光施設で人の姿はまばらです。
子供たちの歓声
走り回る姿はいったいどこに消えたのでしょう
奈川高原の開発期からずっとこの地を訪れてきた僕は不思議な気持ちに襲われます。
日本人の精神の中に宿る”無常観”とでも言うのでしょうか

でもこんな奈川にあって今なお活況を呈している場所があります。
クライン・ガルテンです。
ドイツ語で直訳すると”小さな庭”という意味らしいですが
要するに”小さな畑と宿泊用の小屋”がセットになったものです。
年間契約で賃貸してくれます。
奈川には3箇所にそれぞれ特色があるクラインガルテンがあるのですが、なかでも”楽農倶楽部おおはら”は素晴らしい場所にあります。

DSC_0687_061楽農倶楽部おおはら-s.jpg

”楽農倶楽部おおはら”は鉢盛山の山麓にあります。
すぐ近くに日本のキャンプ場百選に選ばれている鷹染めキャンプ場があります。

DSC_0689_063乗鞍岳fromおおはら-s.jpg

正面に見えるのが乗鞍岳

DSC_0688_06穂高岳fromおおはら-s.jpg

北側には奥穂高岳と前穂高岳が見えます。

ここを借りているのは東京や名古屋、そして関西の人達ですね
ほとんどの人が定年退職した人で夫婦連れで利用していることが多いようです。
畑仕事をしながらエコな生活を楽しむ

地球温暖化が確実に進行し、日本でも夏は”もう人”間の住む環境でなくなっています
定年退職して都会で働く必要のない人たちは、こんな高原で夏はクーラーなしの生活、冬は薪ストーブを利用した省エネの暖か生活を送るのも選択肢の一つかもしれませんね。
僕もいつかはこの地で暮らしたいと思っているのですが・・・・
そんな日が来てくれるのでしょうか



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