ノビタキ三昧 その2 [野鳥]

秋になると、多くのバーダーがノビタキに夢中になる。
秋ノビは♂♀とも派手な色彩の鳥でも
特徴が際立った鳥でもないのだけれど、
バーダーたちは夢中になってカメラを向けるのである。
そういう私もその一人なのだが・・・
この数年は、忙しくてあまり、この地味鳥の写真が撮れなかった。
日本の北国や高原で夏を過ごしたノビタキが
冬を暖かい南の国で過ごす為
移動の途中に立ち寄るだけなので
見られるのは秋のシーズンで約一ヶ月程度
それも同じグループがずっと滞在しているのでなく
次々と別のグループが通過していく。
それで同じポイントでも日によって
見かける数が大きく変わる。
これは、あまり撮影に出かけられないカメラマンに撮って
運、不運が付きまとうということである。
残念ながら、私はあまり運に恵まれた方ではない。
ノビタキさんに十分相手をしてもらったのは
数年前、関西医大病院裏の野原に現れた
”越冬ノビタキ”の時だけである。
それが、昨日は
いるわ、いるわ
近くには、あまり止まってくれなかったが
あちらこちらでノビタキが飛び回っている
視認しただけでも8羽
オスもメスも
飛び回っている。
しばし撮ることを忘れ
ただ眺めるばかりであった。

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ノビタキ三昧 その1 [野鳥]

早朝から三島江へ
もちろん、狙いは秋ノビさん
暗いうちから自転車にまたがり
一路、三島江を目指す
西の空には大きな月
東南の空には金星とすぐそばに木星が・・・
一段と暗い火星も見える
そしてオリオンも淡い光を放っている
いつもこの時間はランニングしているのだけれど
どうしてもノビタキが撮りたくて
新しいレンズの試写をしたくて

さて、いつもの場所につき
レンズ(AF-S Nikkor300mmf2.8D)にテレコンTC-17EⅡ)を取り付け
カメラ(Nikon D300s)にセット 日が明けるのを待つ
しばらく待っていると早速一羽のノビタキがやってきた。

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幸先良いと喜んだものの
そのあと全然、ノビタキはやって来ない。
それならと
第二の場所に移動
これが大正解
あちらでも
こちらでも
ノビタキは飛び回っている
レンズの解像度はイマイチだったけれど
快適な撮影が楽しめました。

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ニコン AF-S Nikkor ED 300mm f/2.8 D IF 望遠 レンズで野鳥を撮る [野鳥]

野鳥を撮り始めて今年で丁度10年
最初AF Nikkor35-135mmでサギを撮り始めてからAF Nikkor Nikkor75-300mmズームに代わり
AF Nikkor300mmF4レンズに代わり、BORGに代わり、Canon300mmF2,8にかわり、
そしてCanon500mmF4.5に代わりと撮影レンズもカメラも大きく変わってきた。
この7年ほどは、ピント合わせはマニュアルばかり、
当初はピント合わせは苦痛でなかったのが、この1・2年はピントの山を掴むのが難しくなり、
鳥の動きについていくのにも四苦八苦
といって巨砲レンズを買う資金も、気持ちもなかった.
ただ、いつか野鳥撮影の為の最後の投資としてAFレンズを買おうと思っていたのである。
そういう訳で、Nikonの古いタイプで中古のAF-Sタイプ、もちろん絞り環付きDタイプのレンズと×1.7テレコンに眼をつけていたのだが、
購入予定の12月を前に急遽 F-S Nikkor ED 300mm f/2.8 D IF を購入してしまった。
実はこの20日、ヤフオクで調べているうちに”冷やかし”で入札したのだが
なんと落札してしまった。

”えっ・・・!な・な・なんで・・・!!”
相場よりかなり安いのだが・・・・
なんか欠陥商品なのだろうか・・・
問題のある人の出品物なのだろうか・・・
こうなると、喜びより不安が沸き起こる。
”えい、ままよ・・・こうなったらいくで!!”
”チェストイケ!と叫び、半ばイケイケ状態
そのまま、怒涛の勢いで
テレコンTC-17EⅡを落札し
ニコン マルチパワーバッテリーパック Nikon MB-D10 を落札
あっという間の2日間

そして今日、試し撮りに行ってきました。
実は、このところ腰痛状態
山から戻ってから筋トレを止めたせいか。良くない姿勢でパソコンの前に座っている時間が長くなったせいか。
歩くのが怖い状態
そこで近場のポイントで”ちょこまか動く鳥”を撮ってきました。
まずは、解像度より動くものにAFがついて行けるかどうかののテスト
暗い場所なので使用カメラはD800E

さすがAF-Sレンズモーター内蔵だけあって速い
いままでのMFでの苦労は一体何だったのでしょう

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シジュウカラ

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エナガ

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モズ

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カシラダカ

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コゲラ

三島江河川敷 [野鳥]

今朝もノビタキを求めて河川敷に行ってきました。
久しぶりに大阪チドリさんに会って一緒に撮影
ノビタキはよく出てきてくれ
おまけにセッカまで
楽しい時間を過ごすことができました。

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ノビタキ

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河川敷右岸のノビタキ [野鳥]

今日もノビタキの撮影に行ってきました。
今日は、枚方大橋の下流です。
実はコスノビを狙って三島江のコスモス畑に行ったのですが、
待てど暮らせどノビタキは現れず、
仕方なく、去年まで実績のある河川敷に行ってみたのです。
これが大正解でした。

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河川敷右岸のノビタキ [野鳥]

久しぶりに野鳥撮影に行ってきました。\(^^@)/
早朝の右岸枚方大橋上流の河川敷は、広々としていて、自転車で走るだけでも快適です。
おまけに野鳥撮影の人は皆無
今日はセイタカアワダチソウとノビタキの組み合わせを狙っての撮影です。
もっともどこに止まろうと、狙いから外れようと
ノビタキが撮れれば嬉しいのですが
一応のプランだけは立てるのが、”こだわり”といえば”こだわり”です。
今年も、プランどおりの場所にノビタキは来ていました。
おまけにアリスイまでも

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ノビタキ

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アリスイ

奈川高原 秋のトンボ [昆虫]

今日、テレビに奈川高原にある清水牧場が映っていました。
チーズで有名な牧場です。
元々、奈川は牧畜が盛んで30軒以上の農家が牧畜を営んでいましたが。
急速に衰退し、ほとんどが廃業した頃。
小諸から清水牧場が移転してきました。
10年ほど前のことです。
チーズ造りで有名だったようで
奈川でもすぐに名所となりました。
ここのチーズやヨーグルトは本当に美味しくて
お勧めです
・・・が、なにぶん高くて気軽にという訳にいかないのが残念です。
牧場の前を通っている道は、月夜沢峠に通じる道で江戸時代、木曽福島の関所を通りたくない旅人が通ったという道です。
現在ではオフロードを走るバイク野郎の間では有名だそうです。
長男が赤ん坊時代、マツダファミリアに家族を乗せて開田高原から月夜沢峠を通って奈川まで抜けたことがありますが、車の底はするわ、落石が多いわ、道の崩落箇所があったりするわで、肝を冷やしたことがあります。
四駆でオフロードを走るのが好きな人
角の尖った石でタイヤがバーストしても対処できる人
熊の姿を見ても慌てない人
だけしか通過をおすすめしません。
最もしょっちゅう通行止めになっていますが・・・

ところで、秋の奈川の管理池の周辺は
トンボも多くいます。
赤とんぼは勿論ですが
僕はルリボシヤンマが大好きです。

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ルリボシトンボを撮っていると、初めてハグロトンボを見つけました。
ここで見るのは初めてです。

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赤とんぼはよく見るのだけど
オレンジに輝くトンボを見つけました。
ウスバキトンボ 南方系のトンボで
日本でもどこでも見られるトンボなんですが
その割に知られていないのだそうです

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トンボといえばイトトンボも見逃せません。
アオイトトンボを多く見つけました。

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秋の奈川高原 ウメバチソウ [野草]

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9月下旬になると、奈川高原も色付き始めます。
ヤマブドウや白樺、桜、ナナカマド
山ではキノコ狩りの人々の姿
そして、あちらこちらに秋の花々
アキノキリンソウ、リンドウ、マツムシソウ、吾亦紅・・・
その中で、一番好きな花が
ウメバチソウです。
可憐な白い花を見ながら
”あー、仙人池から無事に戻って来たんだ。”
と呟きました。

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裏剱岳山旅 その5 最終回仙人池から室堂へ [山岳]

仙人池ヒュッテの宿泊者はわずか3名だけです。
前日まではすごく多かったそうですが・・
おかげで、風呂にもゆっくり浸かることができました。
僕以外は単独行の女性2人
一人は雷鳥沢から登ってきた若い女性
小柄で可愛い人ですが、すごい馬力です。
もう一人は真砂沢からテントとプロ用の大きなカメラ一式を担いで登ってきた
中年の女性
こんなところまで来る人は凄いですね!

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さて、日没の八ツ峰を撮ろうと待ち構えましたが。
空は一向に色付いてくれません。
赤く染まってくれません。
でも、これはこれで美しく
じっと、じっと眺めていました。

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翌朝、朝早くからカメラを構えました。
モルゲンロートに染まる剱岳を期待して・・・
空はあまり赤く染まらなかったけど・・・
朝日が山を照らしてくれたのは
ほんの数分だけ
だったけれど
多分、この光景を見るのはこれが最後だと思うと
八ツ峰の姿が見えるのが嬉しくて、嬉しくて
じっと
じっと
山を眺めていました。

さて今日の天気予報は雨
カメラをザックにしまい込み
剣沢小屋目指して下山です。
仙人尾根の途中から雨足が早くなり
上着を脱ぎ、雨具に着替えました。
雨中は体が蒸れないことが一番大事です。
同時に休憩時に体を冷やさないことが重要です。
山を旅するとき、自然のいい部分だけを
選択的に取り入れることなんて出来ません。
今回の山旅で、最後に雨が降ってくれました。
仙人尾根を下ると剣沢小屋まで
ずっと上りが続きます。
頑張るぞ!と自分に気合いを入れ直しました。
剣沢の大雪渓に来ると一安心
自分の歩幅、傾斜角度を自由に選べる
雪渓の歩行
雪好きの僕には堪りません。

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懐かしのマイナーピークが見える地点に来ました。
最後にパチリ

やがて、雪渓は終わり登山道を一路
剣沢小屋へ
これがキツかった!

剣沢小屋はこれまでの小屋とは別格の美しさと
豪勢な食事
小屋の周辺の景色を見たかったのですが
雨で何も見えない。

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翌朝早く小屋をで別山乗越から室堂へ向かいます。
途中、雷鳥を見ました・
2羽も!

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あれほど賑わっていた雷鳥沢キャンプ場も
ひっそり
ここから室堂のターミナルまではもうわずか。

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室堂発 9時40分のトロリーバスに乗り、扇沢駐車場で車に乗り換え
奈川のベースに帰ってきたのが
午後の2時すぎ
早速、山栗さかなでお酒を一杯
堪りません!!

裏剱岳山旅 その4 目的の仙人池 [山岳]

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仙人池から見る裏剱 八ツ峰がよく見える。
この光景を見るため、トレーニングを重ね、やって来たんです。
ヒュッテで宿泊手続きを終えると、すぐに缶ビールを買って池の傍に
ヒエ~!
たまらなく旨い!
普、段山で酒はあまり飲まないのだけれど、
この光景を見るのは最後だと思うと
山に向かって乾杯を叫ばずにはいられない。
思えば、最後にここに来たのは丁度40年前の秋
休日勤務と徹夜実験を続け、
なかなか有給を取らせてくれない会社だったが
無理やり有給休暇を取り剱岳に来たのだ。
剣沢にテントを張り、源次郎尾根から剱岳を登り平蔵谷を下ったとき
膝を痛め
仕方なくテントを撤収し欅平に向けて山を降りたのだが
その時立ち寄ったのが仙人池だった。
痛めた膝をかばうため反対側の膝も痛め
途中から雨も降り出した。
たどり着いた仙人池の前でテントを張り、小屋に届けに行ったとき風呂に入れてくれたのを
昨日のように覚えている。
夜半、テントの周りを小熊がウロウロしていたのも
、(僕はテントの中にいて、小熊は見なかったのだけれど、得体の知れない動物がテントに触れたり、揺すったり、で不安な時間を過ごした。)いい思いでである。
小熊がテントの周りをうろうろしていたことは翌日小屋の人が教えてくれた。
それから欅平までは本当に辛かった。
膝の痛みはどんどん激しくなり、連日の雨は豪雨となり
這って道を歩く状態だった。
テントに食料、フォエーブス、コッフェル、カメラ、それにザイル、ハーケン、ハンマーなど登攀道具も持っていたため30kg越す重量。
ヒュッテから欅平まで3日閑もかかった。
欅平の駅を眼下に見たときは一歩も歩けない状態
仕方なくピケルを支点に崖を滑り降りるしかなかった。
・・・・
あの時は苦しかったなー
仙人池からの三日間誰とも出会わなかった。
過去を振り返ると、思い出すのは
苦しいことばかり

仙人池でビールを飲み終えると
ブラブラ
池の平の方まで散歩

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池の平の小屋が見えるところまで行き
ただこの景観を楽しむばかり。

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