君は誰? [植物]

近所の畑でこんな花が咲いていました。

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花のつき方と深裂の葉に特色があります。
畑に植えてあるので園芸植物と思いますが、どういう植物なのでしょうか?
園芸植物はめったに写真を撮らない僕がこの植物の写真を撮ったのには理由があります。

実は、これとそっくりな植物を信州野麦峠スキー場の上部にある”峰の原ゲレンデ”に自生しているのを去年の夏見つけたのです。

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一昨年の峰の原

もっとも茎は遥かに短い状態でしたが。
見つけた場所の標高は1850~1900m位と思います。
風通しがよい明るい西向きの斜面です。
冬はマイナス20℃以下に下がり、吹きさらしになります。

見つけ写真を撮ったのですが、去年PCトラブルを起こした時に消失させたようで探しても見つかりません。
比較してみることが出来ないのが残念です。
実は、峰の原ゲレンデで発見する2年前、標高1300mにある岩魚の管理釣り場で同じ物を見つけたことがあったのですが翌年は見つかりませんでした。

撮影仲間で植物の専門家のイタセンパラさんから、園芸植物は過酷な自然下で自生するのは難しいと指摘されたこともあって、事実を知りたい気持ちが強くなりました。

この夏も同じ場所に行くので、探してみようと思います。
同じ植物か、似て非なるものか
その前に、この写真の植物はいったい何物なのか?
興味しんしんです!

奈川高原 春の山野草 最終章 [植物]

せっかくの休日ですが撮影に行けません。
今日も野草の写真をアップしました。

山野草のなかでも羊歯類は、独特の魅力があります。
菌類というとなんとなく不気味な感じがもするのですが・・・。
コゴミ(クサソテツの若芽)なんかは山菜として食卓に上ることもあるので、身近に感じている人も多いかもしれません。

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芽吹いた羊歯には力強いエネルギーを感じます。

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ガレ場の急斜面で毒草で有名なハシリドコロが咲いていました。

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明るい平地にキジムシロの花が

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鮮やかな黄色が春を感じさせてくれました。

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ムラサキケマンの姿も見ましたが、キケマンは見つけることが出来ません。
かって魚入らず川の河岸にあった群生地が消失した今、見つけるのが難しくなって残念です。


シラネアオイ [植物]

高原の一角に”シラネアオイ”の咲いている場所がありました。
自然学習館に植えられていた物がいつの間にか広がってきたようです。

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シラネアオイは花が開いてしまうより蕾の方が、僕には遙かに魅力的です。
本当の自生地を見てみたい・・・。

山野草の魅力は、”自然のままに生えている姿”を見つけたときの喜びが加味してこそ心に響きます。
その喜びを求めて、野山を歩き回る・・・
信州は絶好のフィールドです。


奈川高原 春の山野草 4 [植物]

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春の山野草の代表格はフキノトウでしょう。
てんぷらにして食べると、独特の渋みと香りがたまりません。
タラの芽や、コゴミと違った”独特の癖”がアクセントとして楽しませてくれます。


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イタドリ

春の山では、いろいろな野草が芽吹いてきます。
残念ながら、同定が難しく手が出ません。


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でも”つくし(土筆)”ならすぐに分かります。
ちょっと優しい姿に撮って見ました。


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山といってもタンポポも咲いています。
というかこれから咲こうとしていました。

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遠く 霞沢岳と西穂高岳の山並みが輝いていました。

奈川高原 春の山野草 3 [植物]

高原に”魚入らず川”という谷川があります。
以前はスキー場の基部から谷に下りると、河岸伝いに歩いていくことが出来たのですが、現在は川相が大きく変わり、河岸を歩くことがことが出来ません。
河岸の土砂が流されてしまったのです。
この河岸の砂地は多くの野草が観察出来た、僕にとって貴重な場所だったのに。
ここで初めて発見した、”猫の目草”を山の中で見つけました。
はじめて見たとき、どの部分が葉で、どの部分が花か判りませんでした。
僕の花という概念を超えていたので、本当に驚きびっくりしたのですが、家に帰って図鑑で調べてみると、そんなにも珍しくは無いような・・・。


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奈川高原 春の山野草 2 [植物]

猩々袴(ショウジョウバカマ)の名前の由来については、ここでは書きません。
奈川高原の春を代表する花といえば、やっぱりショウジョウバカマは筆頭格です。
毎年GW頃には律儀に、いつも咲いていてくれるのですが、今年はあまり見かけませんでした。
ただ僕の、撮影ポイントでは例年よりも株数も増え、見事に咲いていました。

ここ奈川高原でも近年、山野草業者が山に自生している野草を根こそぎ掘り起こし、持ち帰ってしまうということが起こっているようです。
今回も、松本ナンバーの軽トラックでやって来た老夫婦が大量の山野草を盗って帰りました。
一見善良で素朴に見える老男女。
おそらく悪の意識は無いのでしょう。山採り山野草を購入し育てている愛好家も悪の意識は無いのでしょう。
・・・・・
情けなく、やるせない気持ちを持て余している僕を、凛として咲いている猩々袴の花が慰めてくれました。

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落葉松林はずれの斜面にショウジョウバカマが群生していました。

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野草の写真を撮る時、悩むのはそのままの状態を写すのが良いのか、それとも野草についている落ち葉や、枯れ枝を除去した方が良いのかということです。
あるいは被ってしまう他の草の葉etcを横かしてもいいのでしょうか。
園芸植物なら写真優先なのに、自然の写真ということになるといつも迷います。

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花だけをアップし周囲をぼかしてしまうという方法もあるでしょうが、やはり周囲の環境も同時に写したい。
こりゃ~、写真上手になれんわなぁ。

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この時期の背の低い野草の花は、ローアングルで撮る事が圧倒的に多いです。
自分で作った豆袋を地面に置き、カメラをその上に押し付けて撮っています。

自分で言うのもなんですが”ローアングラー”です。
・・と言いたいのですが、秋葉原のローアングラーと同一視されるかも。
最も狙っている対象は、人間と植物の違いだけで全く同じ。
なんのこっちゃ~

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奈川高原 春の山野草 1 [植物]

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乗鞍岳連山

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穂高岳連山

僕の信州でのベース奈川高原は、正面に乗鞍岳、右手に穂高岳、左手に木曾御嶽山が一望できる野麦峠スキー場の麓にあります。
早春のミヤマエンレイソウ(深山延齢草)を見つけたのが山野草撮影を始めたきっかけです。

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雨に濡れる深山エンレイソウ
OLYMOUS E-410 + 14-42mmf3.5-5.6

もともと自分だけの山野草図鑑を作るつもりで撮りだしたので、周囲の環境を取り入れた写真が好きです。
いつもマクロレンズ主体で撮っているのですが、珍しくOLYMPUSの標準ズーム(14-42mm)で撮ってみました。
とてもシャープなのが驚きです。


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標高約1300mのこの付近に自生しているのはミヤマエンレイソウがほとんどですが、落葉松林のなかにエンレイソウが咲いている場所があります。

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NikonD70s + 10-17mmトキナー魚眼ズーム
         +  50mmF2.8 シグマ マクロ
         +  90mmF2.8 タムロン マクロ







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