作ろうか・・・・(レンズ改造の構想) [機材]

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ジョウビタキ♀

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シメ♀

野鳥撮影でAFやセミAF に慣れてくると、MFが煩わしくなる。
そして焦点距離のより長いレンズが欲しいという要求が湧いてくる。
本来が自作マニアの僕には、危険な兆候だ。
この性癖の暴発を抑えるため
僕は3つの制約を課している。

1、出来るだけ手持ちのパーツを使うこと。
2、汎用部品の組み合わせor改造で組み立てること。
3、分解、組み立て、改造のために専用工具を購入したり、使ったりしない

それでもCanonNewFD500mmをマイクロフォーサーズに接続して
より超望遠を得たいという要求が強くなる
だって、この前までオリンパス PL5をつけて
合成焦点距離(35mm換算)1000mmで撮っていたんだから

僕はマイクロフォーサーズのレンズは14-42mmF3.5-5.6Ⅱしか持っていない。
PL5を買ったとき付いていたやつだ。
ある時、このレンズをCanonNewFD500mmの改造に延長リングとして
使っている57mmφの延長リングに合わせてみると
いい具合にすっぽり収まるではないか。
僕は驚き喜んだのだが・・・

このレンズをAFのメカに利用するには大きな困難がある
1、全玉はずし これが一番いいのだが、僕はメカや電子パーツを傷つけないで分解する自信がない。
2、前玉はずし、合焦レンズに焦点距離のかなり短い凹レンズが必要となり解像度の大幅低下が予想される。

さてどうするべ、望遠系のズームがあれば2の問題は解決するのだが、投資効果があるのやら

ここで思い出したのが、昆虫写真家海野和男さんの望遠レンズの前玉はずしによるマクロレンズ化の記事
早速、このレンズのレンズ構成を調べてみた。
おう!、前玉が凹レンズ系ではないか
つまり、前玉を外せば14-42mmより短い焦点距離の凸レンズとなる、光路長の変化からそのままマクロレンズとなるに違いない。
ネットで調べると、これをマクロレンズとして使った昆虫写真家がいた。
しかもレンズの分解の仕方も記載している!!
等倍以上の接写が出来るのだ。

これで、CanonNewFD500mmレンズを使ってマイクロフォーサーズボディーを使ってのセミAF化の可能性が生まれた。
尤も、問題点がある。
これまでの改造は既存レンズの焦点距離のうちにレンズを入れていたのだが
今回の構想では焦点距離の外に入れることになる
つまり光学的にはCanonNewFD500mmレンズの結んだ実像を接写することになるのだ。
だから、発生する問題は
カメラのセンサーに結ぶのは上下左右が反転した像となる事だ。

これは使いずらいだろうな~
カメラのヴューファインダーに像の反転機能があればいいのだけれど
あ~あ!!
作ろうか、止めとこうか!
レンズ一本しか持ってないもんな~





Windows10 勝手にインストールされちゃった!! [機材]

DSC_7861シオヤアブ_fitrm.jpg
大きなシオヤアブに、ちっぽけなヒラタアブが抱きかかえられ
口吻を突き刺され
体液を吸われています。
ああ~こわい!


先日買ったPC,
OSはWindows8.1が搭載されていたのだが、
しつこくWindows10にアップデートを勧めてくる
これを拒否して、”しない”にしていたのだが、
最近、かってにアップデートしようとする。
これを見つけると、その都度解除してきたのだ。
昨日、パソコンの電源を切って、食事のため部屋を出たのだけれど
電源が完全に落ちるのは確認していなかった。
食事の途中、部屋を覗くと”なんと”パソコンは起動しており
Windows10をインストールしているではないか
ほんま、”びっくりぽん”や~!!
中止しようかとも思ったが、PCが動かなくなることの恐怖が勝った。
そのままwindows10がインストールされるのを見守るしかなかった。
別にWindows8.1が良かったわけではない。
windows10が嫌いな訳でない。
かってに人のPC に侵入し、勝手に操作することが
気に入らない。
典型的なアメリカ商法である。
お陰でウィルスセキュリティーソフトは消されるし
プリンターなどの機器は
新しいドライバーをインストール仕直すことになるし
プライバシーも丸裸にされた気分

”マイクロソフト”
馬鹿野郎!!
思わず呪わずにはいられませんでした!

CanonNewFD500mmF4.5レンズの改造ーセミAF化 [機材]

1981年、いまから35年も前に発売されたCanonNewFD500mmF4.5レンズ。
現在でも最高の素材と言われている蛍石とUDガラスが使ってあって、古い設計であってもデジタル時代の現在でも通用する性能をもっている。
僕がこのレンズの存在を知ったのは、ブログ友”花助さん”の”とほ・ほ・・ほと@Blog”の記事からである。
このレンズはレンズ部分とフィルタ-ボックス~マウント部分に2分割出来、レンズ部分には”光映舎”のカメラマウントアダプターが取り付ける事が出来る。
私はそこにOLYMPUS PL5やNikonD800E.D300sをつけて
この数年野鳥撮影を楽しんできた。
だが、即座にピントを合わせる事が出来ないだけでなく、ピントを合わせる事自体がが辛くなってきた。
そこで、このレンズにNikon TC-16A改造テレコンを使って半AF化を図っても、いい結果は得られなかった。
その原因は何処にあったのか、去年の秋 再度考えた直した結果
自分的には充分納得できる改造レンズが出来たので
その概要をこのブログに載せる事にしました。

お金はないけれど、超望遠で高解像度の野鳥写真が撮りたい人
MFでピントを合わせるのが苦手な人
不器用だけど工作が好きな人
にこの記事が参考になればと思います。

DSC_9194ホオアカ_fitrm..jpg
ホオアカ 遠距離

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ホオアカ 上の写真をトリミング

正月に撮ったホオアカの写真

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オジロビタキ 近距離

DSC_3119オジロビタキ♀_ftrm..jpg
上の写真をトリミング

いずれもカメラはNikoD800E ×1.2クロップ

どうでしょうか!
オジロビタキの写真は日陰の早朝の写真でしたが
ピントが迷うことも少なく
使い勝手、解像度とも僕的には充分です。

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a、CanonNewFD500mmF4.5改造レンズの全容

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b,CanonNewFD500mmF4.5はフィルターボックスの上の部分にある芋ネジを精密ドライバー   (-)で簡単に2分割

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c, レンズ側に (1)光映舎のマウントアダプター取り付けリングを装着
  (2)取り付けリングにBORGのM57-M58AD(7407)をねじ込み
  (3)両サイドメスねじ57㎜がきってあるBORG(7459)をねじ込む
   
   *(3)についてはマウントと部分のパーツによっては必要ないこともある。

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d, ケンコークローズアップレンズAC4(52mm) 今回の改造の肝である、これによって合成焦点距  離を短くしF値を小さくすることによってAF精度を高める。-
  -57φの延長筒、M57回転リング(7352)、
  57MM延長筒、マウントアダプターをレンズの合成焦点距離と無限遠の位置を考えて組み合わせ
  クローズアップレンズは57mm延長筒の中に押し込んで嵌めているが、最近のborgパーツは
  52mmのネジが切ってあるのでこれを利用した方が良い
  M57回転リングは非常に便利で是非取り付けたい。(縦位置撮影)
  M57延長筒はBORGの部品だけでなく昔の接写リング(57㎜のネジ山)を併用するのが便利
  (長さの種類が揃う)

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e、dにNikon TC-16A改造テレコンバーターを装着
  TC16Aの改造 私はネットで調べ、記事のデッドコピーをしていて
  回路の理解は不十分ですので記載しません。
  改造の肝はきっちりとした半田付け
  改造方法にはいろんな方法がありますが、私の見解では明確な差が出る筈がありません。
  問題は不十分な半田付けによる接触不良にあります。
  経時な変化を考えると確実につけられた半田付けがベターではないでしょうか

以上による合成焦点距離は約650㎜になります。
野鳥撮影には十分ではないでしょうか。

 


パソコントラブル顛末記 [機材]

去年の暮、これまでで使ってきたPCが故障した。
その対策に打った手がことごとく裏目に出て、多くの無駄な出費をしてしまった。
”と・ほ・ほ”である。
去年、サンニッパの購入などで貯めていたお金を使った僕は、今回の件で妻に半額を出してもらったが、”すっからかん”になってしまいました。
ほんまに”と・ほ・ほ”である。
今回の件でパソコン市場は、私がPCの自作をしていた10年以上前と比べ大きく変化している事に愕然とせざるを得なかった。
かってショップブランド製品を手掛け、さまざまなカスタマイズできるパソコンを販売していたパソコン専門ショップは、一部パーツを扱っているだけであり、何よりもパソコンの専門知識のない店員、ただ製品を売りたがるだけの店員が多すぎる。
これはP工房もAPラスも同じである。

パソコンのトラブル診断を受けた時、店員の言うことを無視すればよかった!!

ショップに不調になったパソコンのどこに問題があるか調べてくれるシステムがある。
動かなくなったPCを持って行き調べてもらうと、電源とビデオカードが壊れているとの診断
古いPC(このショップで買って6年も経ってないけど・・・)なので使えるビデオカードはないとの話、中古はと聞いても”待っても手に入らないよ”という
古いパーツをいっぱい持っているのに、新しいパソコンを買う気も金もない。
中古のパソコンをとヤフオクを覗いたのも失敗だった。
後で調べれば使えるビデオカードいっぱいあったやん!!
パソコン部品は3年たてば壊れるなどといい、新しいものを売りつけようとしただけやん!

オークションでcore i7(920) Windows7Pro office カードリーダー搭載ショップブランド(ドスパラ)PCを落札

個人より信用できる?ショップから出品され
汎用部品が使え,officeがインストール済みのものを選んだのだが
これが大失敗、来た時から動作が不安定だったが、一か月で使えなくなった。
オーマイガッド

妻に促され新しいPCを購入

とにかくPCが必要だ。
仕方なくPC専門店、大型家電店みんな回った、
大型家電店にはデスクトップ型はほとんど置いていない。
専門店には気に入る規格のものがない。
どうするべ、どうするべ
と悩んだが、早く決めなければ仕事にも差しさわりが・・・・

結局、大型家電店に一台だけ置いてあった展示品
Core i5 8GBメモリー、1TB HDD, OS Windous8.1 office風ソフトインストール済を購入

ここで自作の虫が湧き起こった。悲劇の第2章

一応の解決はついたのだろうか?
落札したパソコンの損失はどうするんだ!!
多くのパソコン部品を持っているのに、持っている部品を使ってもう一台パソコンを組み立てよう!!
”メラメラ”と自作への情念がよみがえった。
子供のころの鉱石ラジオの組み立てから始まって、いろんなものを自分で組み立てるのが趣味だった。
パソコンの組み立ては難易度は極めて低い。
パーツを無駄にする位なら、死んだほうがましだ。(ちょっとオーバーな表現です。)
ジャンクボックスから使えるものを選別
問題はマザーボード Core i7 920 が使えるものとなると、落札したPCに入っていたものしかない。
そこで日本製固体コンデンサーだけを使っているASUS製のものがヤフオクに出品してあるのを見つけた。
美麗なケース付き、説明書もDVDもいろんなパーツも一式揃っている。
自作マニアならASUSは信頼のブランド  
この際新しいもの(といっても中古品)を落札しよう

マザーボードが来たものの

マザーボードがやってきた、綺麗なケース、箱の中身も綺麗である。
早速、組み上げた。
さて電源を・・・・・??
ピープー音がならない
ファンも回っているのに、マザーボードのライトも付いているのに
液晶画面に何も映らない、BIOS画面はもちろん出てこない。
何を間違えたんや!!
どこを間違えたんや!!
マザーボードの出品者に質問し
ネットで調べ
原因の切り分けを行い
何度ま何度も組み立て直し
それでも何の変化もない
そこでCPU取り付けに問題があるのかと
CPUを取り外いてみると・・・
傷が入っている!!

P1010001CPU.jpg

こんな傷、オークション出品時の写真には写っていない。
通電確認だけして、写真は別なものを掲示したのか・・・
こちらの質問には丁寧に答えてくれているので疑いたくはない。
この傷のせいで起動しないのか??

ジャンクボックスを再整理し手持ち部品を整理する

これだけお金をつぎ込んだのに、もうこのままでは終われない!!
もう一銭もお金を使う気はない。
そうだ!!まだ中身を点検していない壊れたPCがあった筈だ。
息子が昔、捨てたのを私が拾ったものだ。
立派なケースと、電源が付いていた。

再び組み立てにチャレンジ

こうして、約2台分のパーツが集まった。
取り敢えず、今回の部品を使って最初に壊れたPCのマザーボードとCPUを使って組み立て完了!!
あっけないほど簡単に組み立て完了
作動順調
OS XP office および諸々のソフトのインストール終了

P1010020しゅうりPC.JPG

350Wの電源から650Wの電源に代わりました。
グラボは手持ちの分

もうイッチョ組み立てよう!!

パーツがまだ余っている。
corei 7も余っている。落札後に壊れた原因は特定できていない
マザーボードも使えるかもしれない。
ということで、もう一台組み立てることにしました。
放熱器をCPUに取り付ける部品がないので
Amazonに発注しました。(納期2週間~3か月 我慢します)
ケースはオールアルミ製、電源は550Wだけど超高価そう。
組み立ては簡単に終わりました。
まだ放熱器の取り付けができないので作動するかどうか分かりません。

P1010012仮組a.jpg

今回の件でPC関係の中古パーツをヤフオクで手に入れることの危険性
を心から感じました。

P1010010不用品.jpg

もう使えなくなったパーツの一部です。
まだ使えるのに廃品化を作り出さすパソコン業界
資源の浪費を業界の生き残り資源と化する
浪費型資本主義の姿を映し出しています。


特注レンズサポートプレートを使ってのAF BORG試撮 [機材]

NikonD300sが修理から戻ってきました。
(電子基盤の取り替えです。)
早速遊馬製作所で作ってもらったプレートを使ってのAF BORGのテストです。
AF BORGは以前から何回も使っていたのですが
AFが不安定
テレコンを入れるためレンズの遊びがガタつきがより大きくなり
解像力にバラつきが出てしまう
という不具合があったのです。

今回は少しでも合成F値を小さくするため
クローズアップレンズの位置を対物レンズに少し近づけることにしました。
(52mmフィルター枠を重ね延長筒にして利用)
これまでの経験から近づけすぎると解像度が減少するのですが
とりあえずは適当に

P7140981BORG支持プレート-s.jpg

組み上げた状態です。

P7140983BORG支持プレート-s.jpg

プレートにはガイド用スリットを作ってもらいました。
カメラの三脚ネジ穴にボルトで軽く止めています。

今日は朝から天気が不安定
まずセッカで試し撮り

DSC_0898_4823_3681AFセッカ-s.jpg

DSC_0912_4837_3682AFセッカ-s.jpg

DSC_0954_4876_3683AFセッカ-s.jpg

解像度は期待したほどではありませんでした。
ただファインダーを覗いた像はブレが少なく
プレートによるサポート効果は確認できました。
解像度が落ちた原因は
1、早朝で暗く低シャッター速度になった
2、クローズアップレンズの位置に問題があった
3、D300sが修理によってピント位置補正がキャンセルされディフォルトの状態に戻された
4、クローズアップレンズ+テレコンバーターによる劣化
などがかんがえられます。
直焦点の画像に近づくように
これからカット&トライです。

今朝はこの後、にわか雨に降られ
近くの軒先で雨宿りしたあと
一目散で撤退しました。
もう少し試撮を続けたかったのに残念。

CanonNewFD300mmF2.8レンズとNikonD300sの接続  最終仕様 [機材]

ゴールデンウィーク明けのブログに
”落葉松の森の野鳥とリスたち その1”という題で
CanonNewFDサンニッパレンズとNikonD300sの接続方法について記載しましたが、
その時のパーツはマウントアダプターが変形していて完全な状態ではありませんでした。
そこでNikon接写リング(新品)を再度ヤフオクで落札し、これを取り付けたところ
ガタツキもなくなったため、これを今後使っていくことにしました。
(というか、遊びがまったく無く、別な意味で心配なんですが・・・・)

DSC_7221_042撮影カメラ-s.jpg
前回、掲載した写真と同じです。
接続はまったく同じ為、同じ写真をアップしました。

さて接続方法ですが

CanonNewFD300mmF2.8レンズは、イモネジを緩めるとフィルター収納の前の部分で ”レンズ部分とマウント部分”に二分割出来ます。

P10199662011052820110528-s.jpg
取り外したマウント部分

A. レンズ部分に光映舎のレンズ用アダプター(レンズ接続部分)をねじ込みます。
  (光映舎のマウント接続部分は使いません。)

B. 光映舎のレンズ用アダプター(レンズ接続部分)には58mmのネジヤマが切ってあるので、ここにBORG(7407)M57→M58ADをねじ込みます。

C. 次にBORG(7407)M57回転装置DXを取り付けます。

D. 最後にNikon接写リングNo1マウント部分を取り付けます。
   (”接写リング間の接続部分は57mmネジヤマが切ってある事。”が必要です。)

以上で接続完了です。

これで約2.9m~無限の間で焦点が合いました。
回転装置がついているので任意の角度でカメラを固定できます。
僕はこれに「テレコンバーターTC-16Aをつけて撮影しています。

この方法は同じくCanonNewFD500mmF4.5でも使えます。
(この場合、接写リングかBORG57mm延長筒を継ぎ足す必要があります。)

”死蔵されている昔の名レンズ”がこれで”蘇る”のですから、僕のような古いタイプの人間には”たまりません!”

落葉松の森の野鳥とリスたち  その1 撮影レンズCanonサンニッパとNikonボディーの接続 [機材]



奈川高原は鉢盛山の西側山麓にあるのですが、山麓は落葉松を中心にした森におおわれています。
針葉樹のに常緑樹ではなく秋には黄葉し葉を落とし春に新芽を吹きだします。
それはとても綺麗です。
僕のベースにしている一帯も落葉松が多く、いろんな野鳥が訪れてきます。
またこの辺では、かって多く居た野麦ウサギ(野ウサギ)の代わりに日本リスが走り回るようになってきました。

僕はこれまで野鳥撮影用のレンズを”白樺峠の鷹の渡り”の時以外には持って来なかったのですが、今回は持って行くことにしました。

DSC_7221_042撮影カメラ-s.jpg
DSC_7222_043撮影カメラ-s.jpg

今回はCANON NewFD300mmF2.8の接続方法を変更しました。
従来使っていた光映舎のマウントアダプターでは野鳥撮影に使うには致命的な構造的欠陥(接続部分がテーパーリングになっている。)があったのです。
持ち運ぶとすぐにガタツキや光軸の狂いが生じるのです。
しかしこのマウントアダプターはレンズ接続部分とマウント接続部分から構成されていて、レンズ接続部分にM58のネジが切ってあるのです。
つまり、ボーグのパーツでM58→M57に変換できるのです。
これでボーグのM57延長筒を使えばカメラと接続できるのですが、これではカメラの角度を変更することが出来ません。
これは非常に不便で、何とかボーグの回転装置を入れることを考えました。
しかしこれを入れるとボーグのパーツだけでは光路長が長くなりすぎて無限遠が出ません。

ここで”ひらめいた”のが昔のニコンの中間リングです。
早速ヤフオクで落札し試してみました。
中間リング同士はM57 のネジで繋がっていたのです、
このうちマウントアダプター部分(1号)を使うと回転装置を入れても無限遠が出ます。
(最短撮影距離は約2.5m)

ただ残念なことにヤフオクで落札した中間リングには重大な欠陥がありました、マウント接続部分が変形していたのです。
(この前、カメラから外れなくなったのはこのせいでした。)
仕方なくハンマーでたたきカメラと着脱できるように修正加工しましたが、素人の荒っぽい作業でガタツキがあります。
またヤフオクで再落札の必要がありそうです。

ただ接続方法としてはこれが最高だと思います。
写真で使っている部品名が解ると思います、CANON NewFDレンズを一眼レフで使おうとしている人には参考になるかもしれません。

次回から 奈川高原で撮った野鳥とリスの写真をアップします。

CanonNewFDサンニッパ+NikonD300s画質の改善 [機材]

去年、思案の挙句 CanonNewFD300mmF2.8レンズを購入したのだけれど、期待した解像力が得られない。
遮光板を入れたり
絞りをつけたり
でも結果は?
これが昔のレンズの性能なのか、はずれ玉を引いたのか
テレコンバーターが悪いのか
それともカメラNikonD300sのせいなのか
先日、お山でウソを撮影した時、ご一緒した天文中年さんの写真(D300+Nikon300F2,8+×1.7テレコン)とのあまりの解像度の差にが毅然としたのでした。
値段が違うと言ってしまえばそれまでだけれど、フローライトを使い当時最高といわれたレンズがそんなに悪かろう筈がない
僕は明確な原因がつかめないのでいらいらしていました。

ところが先週都市公園で撮ったジョウビタキ♀の写真がこれまでに無く高解像度に写っていたのを見つけました。
これまでサンニッパで撮った写真を再点検したところ、圧倒的に数は少ないのですがまれに高解像力に撮れている写真があります。
どうやらレンズそのものに原因があるわけでないようです。
考えられるのはマウントアダプターです。
NewFDレンズをニコンに取り付けるマウントアダプターはレンズ接続部とマウント接続部の二つのパーツで構成されていて
レンズにレンズ接続部をねじ込み、ここにマウント接続部を突っ込み、3本のイモネジで固定するようになっているのだが
3本のイモネジは凄く緩みやすい上に、レンズ接続部とマウント接続部の結合部分のクリアランスが極めて甘くガタツキがある状態であったのだ。
僕はまさかこんなガタツキがあると気がつかず
ホンマに愚かでありました。
・・で、対策は取りあえず、レンズ接続部分にビニールテープを一重に巻いてクリアランスを厳しくとった上で撮影に行って来ました。

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DSC_3907-s.JPG

BORG101EDの切れ込みのよい画像にはかなわないものの、これまでと較べると解像力は大幅に良くなりました

とは言うものの、このままではイモネジが緩むと接続部分が不安定となってしまいます。
この部分をBORGのパーツで置き換えるか、より確実な補強方法を考えるか
楽しみが出来ました

買っちゃいました。 [機材]

このところ価格com.をみて価格の動きを見ていたのですが、ついに辛抱たまらず”Nikon D300s”を買っちゃいました。
実は去年の暮れに買おうと思っていたのですが、パソコンのHDDが突然死を遂げてしまい新しいパソコンを新調したりetc.もろもろの出費が重なったりで(不況の影響もあって)購入を見合わせていたのです。

E410で野鳥を撮っていても充分に楽しいのですが、野鳥が飛んでいるところを見ると辛抱たまりません。
自分の技術の研鑽など考えようとも思わず、高感度ノイズが少なく、レリーズタイムラグが短い高速連射の出来るカメラさえあれば野鳥の飛翔写真が撮れるのにと嘆くありさま。

という訳でついに買ったという次第です。

候補はD300sとキャノンのEOS 7D 

手持ちレンズはすべてNikonマウント。Nikonを選ぶのが自然なのだが、BORGの性能を引き出すための交換ボディーという考え方をするとCanonも選択肢に入ってくる。
Canonの優位点は画素数、販売価格、おまけのRAW現像ソフト、高感度ノイズ カタログデーターの良さ
Nikonの優位点は信頼性と品質、レリーズタイムラグの小ささ
という観点を頭に入れヤマダ電機で実機を触った結果、考えるまでもなかった。
僕のフィーリングにD300sがピッタリ

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昨日ポチッとしたのですが今夕には届きました。
D300sは直ぐに僕の手に良くなじみました。これからは新しい僕の相棒として野鳥だけでなく昆虫や山野草を求めて一緒に野山を駆け巡ることになりそうです。
OLYMPUS E410にも止り物中心にまだまだ働いてもらいます。

という次第でともかく一歩を踏み出しました。

BORG 101ED (77EDⅡ )望遠レンズセットの性能を引き出すには? [機材]

昨年の12月にBORG 101ED 望遠レンズセットを購入以来、その写りの良さに驚いてきました。
同時に同時にBORG80mm鏡筒システムの不安定さと対策に試行錯誤を重ねても来ました。
その結果、画質は改善され安定さも増して来ました。

お陰でBORG 101EDを購入するまで経験のした事が無かったような高解像度の写真を撮ることが出来るようになりました。
でもBORG101EDの性能を100%近く引き出せているのかと言われると、”うーん・・・”と唸るばかりでした。

僕は解像力のテストに目の細かいレースのカーテンを撮るのですが、ライブビューに写っている像よりも遥かに解像力の落ちるものしか撮れていないのです。
シャッター速度を上げることである程度の改善は図れますが、このことは逆に微振動対策の不十分さを物語ってもいます。

こんな時、遊馬製作所から 「BORG しゅう動 ベースリング」が発売されました。
光軸の安定化を図るパーツです。
この効果は驚くもので画質の安定さが大幅に向上しました。
だが、これで完璧かと言うと、まだ不安定さが残っています。
まだ合焦部分のパーツのクリアランスを小さくする必要がありそうです。
そこでブログ友の花助さんんの”とほ・ほ・・ほと@Blog”で書かれていた、ドロチューブの先端に植毛紙を張るというアイデアを頂戴しました。

それでもまだ不十分なのでヘリコイドMにも同様の処置をしました。

その結果、1/50 sec.と言うスローシャッターでもこれまでに無い結果を得ることが出来ました。(^^)V

resize0694.jpg

約7.5mの距離からカーテンを撮りました。
縦 約14cm 横 約18.7cm の範囲が写っています。
画像にはシャープネスはかけていません。

resize0695.jpg

縦 約3、4cm 横 約4、5cmの範囲にトリミング
これまでレースのメッシュがなかなか解像出来ませんでした。
シャッターは手押しで1/50sec.

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BORGの合焦部分です。
白いパーツは”ドロチューブホルダー”、青く輝いているのが”BORGしゅう動リング”、それに接続されているのが”ヘリコイドM”です。

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ドロチューブを引き出し、レンズ側先端にビニールテープを一周巻きました。
花助さんは植毛紙を3箇所張っておられますが、僕の場合は植毛紙もテフロンテープも手に入らず、仕方なくビニールテープにしました。
接着強度不安の為、一周巻いています。
空気抜きの穴を塞ぐとカメラ側に大きな風圧がかかり、また大きな音が発生しました。
ここは必ず開けておく必要があります。

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ヘリコイドMにもビニールテープを一周
ヘリコイドMの問題点というと”撓み”が指摘されていましたが、撓み=弾性変形ではなく、実態はクリアランスが大きいことによるガタツキでした。
これが小さくなる事で光軸が安定し、微振動の抑えられるようです。 

以上がBORG101EDのチューン・アップの全容です。
こんな簡単なことで大幅に性能が引き出せます。
テープはビニールテープを使いましたが、耐久性の為には植毛紙やテフロンテープを使った方が良いでしょう。
テープの厚みはそれぞれ検討してくだい。

遊馬製作所辺りがBORG101ED”77EDⅡ )しゅう動リングと一緒にチューンアップセットとして販売してくれれば助かりますね。

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